2015年9月、SDGsが採択された国連サミットの前夜、ニューヨークで大規模なイベントが行われました。「SDGsの採択は終わりでなく始まりである」として、世界の指導者に具体的な行動を訴えるメッセージを送りました。

地球上に存在する水のうち、飲水として使えるのはなんと1％未満です。世界人口の4分の1がきれいな水を得ることができません。さらに貴重な資源である水を巡って、各国で攻防が起こっています。これはとくに中東において深刻な状況です。

コレラは危険な感染症で、下痢や脱水症状などの重い症状を引き起こします。感染者は年間400万人とも言われ、適切な治療を受けられず死に至る患者の数は14万人を超えるとも言われています。紛争や貧困で苦しんでいる地域でとくにコレラの流行が起こりやすく、安全な水の供給や衛生施設の整備が課題となっています。

EUでは人口の1/4が極度の貧困や社会的阻害に苦しんでいると言われています。問題は給与収入の不足、物資の不足、さらにそもそも働き口の不足です。とくに若年層への影響は強く、最低限の食料や生活費用、防寒具などの支払いも困難になっています。

世界最大のサンゴ礁であるオーストラリアのグレート・バリア・リーフ。多くの生物のエコシステムでもありますが、現在、地球温暖化による破壊が急激に進んでいます。数十年でその大部分が失われてしまうという説もあります。

二酸化炭素の回収と貯留とは、CO2削減に関する新しいアプローチです。工場などからの発生時点でCO2を分離・回収し、地中の貯留層に貯留するのです。さらに燃料の燃焼前にCO2を取り除くという研究も始まっています。

性別による職業の不均衡は世界でもまだまだ課題となっています。この動画が公開された2015年においても、フランスの技術者の男女比は4：1でした。賃金も不均等である傾向があります。優れた人材をジェンダーに関係なく活かしていくために、さまざまな取り組みが必要です。

フランスからイギリスへ逃れようとする移住者たちは、カレー港の難民キャンプでチャンスを待っています。しかしキャンプの環境は劣悪で、暴力事件や事故なども相次いでいます。フランス当局は新しいキャンプを建設し、古いキャンプからは立ち退きを進めています。

「計画的陳腐化」とは製品の寿命を意図的に短く設定し、陳腐化を早めることで、新商品の販売をしやすくするような一種のマーケティング行為です。使い捨てが横行する社会は環境や資源にもインパクトを与えます。いっぽう、リサイクルの重要性も高まっています。 　

ブルンジ共和国はアフリカでももっとも小さな国の1つです。近隣のルワンダ、コンゴなどと同様、民族間の争いが絶えず、世界最貧国の1つであり、政治不安や貧困に苦しんでいます。