バルセロナで始まったバーチャルな「交響曲プロジェクト」。観客はVRヘッドギアを装着し、バーチャルリアリティの映像を楽しみながらオーケストラの演奏を聞きます。新しいインスピレーションをもたらし、クラシック音楽に新しい魅力を加えるプロジェクトです。

アフロビートは、ナイジェリアのフェラ・クティによって人気を得た1970年代の音楽ジャンルから名付けられたものです。アフロビートは最近、欧米でも本格的な人気となりました。スーパースターのコラボによるヒット曲もその一因ですが、アフロビートのもつポリリズムや力強いグルーブが人々を魅了しています。

ファッションデザイナーは新しい活躍場所を「メタバース」に見つけています。バーチャルな世界ではデザイナーの創造性の限界が拡張されます。さまざまな試作品を次々にスピーディに出すこともでき、過剰生産もないので環境にもやさしいといえます。NFTによる商品売買や、リアル市場の商品とのリンクなども始まっています。

インドネシアの映画制作者は、彼らが生み出したスーパーヒーロー『Gundala』に賭けています。ハリウッドのエイリアン映画と異なり、自国の身近な問題を扱ったストーリーを作っています。また、神話や神秘主義など、インドネシアの文化に固有なものも取り入れています。

2020年はボリウッド（インドの映画産業）にとって、忘れてしまいたいような１年でした。コロナ禍により撮影が思うように進められず、またスーパースターたちの死去という痛ましいできごともありました。撮影は徐々に再開していますが、ボリウッドの完全復活には、まだ時間がかかるかもしれません。

北欧にある自撮りミュージアム「Youseum」。ステキな写真を撮影して、インスタやフェイスブック、TikTok にアップすることができます。ミュージアムといっても壁にアートは掲示してありませんが、撮影のためのカラフルな背景や小道具がいっぱいです。ここでは訪問者がアーティストであり、展示品でもあります。

カリフォルニア、ビバリーヒルズ。ロックのレジェンドたちのグッズがオークションに出展されます。マドンナが『マテリアル・ガール』で着たドレスやストール。ニルバーナのカート・コバーンが『Smells Like Teen Spirit』で使ったフェンダームスタング。ファンには一生の宝となるものでしょう。

フランス、ヴェルサイユ宮殿で、ルイ16世が過ごした部屋。宮殿でもっとも豪華な部屋のひとつで、ロココ時代の頂点ともなるものです。数ヶ月にわたる修復作業が行われていますが、技術をもった職人が少なくなっていることもあり、困難な仕事となっています。

音楽に合わせて楽器の弾きまねをするエアギター。世界でもさまざまなコンテストが行われています。タイのエアギター選手権をのぞいてみましょう。勝者はフィンランドで行われる世界選手権に出場できます。アーティストのまね以外にも、いろいろなキャラクターが演じられています。

略奪されて世界に散逸していた何千ものイラクの美術品。20年を経て、約2,300の作品が回収されました。保管されている美術品の多くは損傷しており、慎重な修繕が必要となっています。約100点のアイテムが、イラクの首都、バグダッドの国立近代美術館で展示されています。